ワークフローシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワークフローシステム
ワークフローシステムとは、電子化された申請書や通知書をあらかじめ決められた作業手順(決裁ルート)に従い、集配信する(デリバリーする)、決裁処理を行うこと。 稟議・報告書・届出申請:稟議・報告書・届出申請の承認手続きを電子化して、スピード向上、業務効率化、内部統制強化を図る機能である。
近年では、インターネット・イントラネットの技術向上に伴い、ウェブブラウザ を使用したシステムが主流になっている。このタイプはクライアント側が専用ソフトを必要としないため、ホストのみ設置すれば良く、初期投資が低く抑えられ、クライアントのオペレーティングシステム (OS) を選ばないという利点がある。
[編集] 導入効果
○ | 申請から決裁の期間短縮 ペーパーレス化 | → | 意思決定の迅速化 |
○ | 記入、計算、集計、コピー、回送等の作業時間の短縮 | → | 事務作業の効率化・正確化 |
○ | 業務プロセスの標準化 | → | 内部統制の強化 |
[編集] 主な機能
ワークフローシステムが有する主な機能は以下の通りである。
決裁ルート | : | 通常経路、条件分岐、代行依頼、後閲、合議等々 |
決裁ルート自動生成 | : | 設定された項目により入力値から判断して承認ルートを自動で作成する |
決裁種別 | : | 申請、審議、決裁、回覧、同報 |
フォーマット | : | 雛形になる申請書(テンプレートの多さより、自由に作成できる機能を重視) |
経費申請 | : | 経費関係承認手続きの電子決裁化により、業務効率化や月次決算迅速化を図る機能 代表的な申請書:「交通費」「出張旅費」「各種購入」「接待交際費」「仮払い」 |
経費連携 |
: | 経費申請の決裁後確定されたデータを経理システムへ連携する機能 |
勤怠申請 | : | 通常外勤務の実績把握と業務効率化を図る機能 代表的な申請書:「時間外勤務申請」「休暇申請」「代休申請」 |
[編集] 代表的な製品
ワークフローシステムの代表的な製品は以下の通りである。
ディサークル ポータル型ワークフローシステム POWER EGG