ノート:一党独裁制
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>日本の国会では与党が衆議院の議席数の3分の2以上を占めると法案等が可決されてしまう可能性が高いので、野党がありながらも政権与党によって政権支配されている形態となる。
とありますが、これは2005年の衆議院総選挙の結果を受けて書いたものと思われます。磯野波平氏が総選挙後の2005年9月29日に編集が行われてますから。
しかし、2005年の衆議院総選挙では、第一与党では議席数の3分の2以上は占められていません。連立政権を持つ第二与党を持って、議席数の3分の2以上になります。第二与党は第一与党の衛星政党ではなく、様々な政策調整も行われております。また、憲法の改正発議は参議院での総議員の3分の2以上が必要であり、現段階では与党はこれを満たしていません。
55年体制以降は衆議院で与党が3分の2を越えたことがなく、法案議決における衆議院での3分の2以上の再可決は現実的ではありませんでした。よって、55年体制後、衆議院での3分の2以上の再可決が現実味を帯びるという初めての状態に戸惑いを感じる人もいるのは事実でしょう。なお、衆議院の優越を見ていただければ分かる通り、55年体制前は衆議院での3分の2以上の再可決は何度か行われております。衆議院での3分の2以上の再可決には前例があることは知っておいてください。
2005年の衆議院総選挙の結果は首相の求心力を強めたものかもしれませんが、前述の点が残っているので、現在の日本の政治システムが一党独裁制またはそれに類似するものとは言えません。現在の表記では、現在の日本の国会の議席があたかも一党独裁制に近づいたかのような表現と受け取られてしまいます。第一政党党首への求心力が強いことに警戒感を示す人がいるのは事実でしょうが、複数政党制の下で第一政党党首への求心力が強いことと、一党独裁制は別次元の話です。
よって、この文は削除(もしくは大幅改訂)をしたほうがいいと考えます。--経済準学士 2005年10月29日 (土) 00:39 (UTC)
[編集] 独立した項目は必要?
独裁政治のセクションに十分入る分量だと思うのですが。Hermeneus (talk) 2005年10月29日 (土) 01:15 (UTC)
[編集] 大政翼賛会について
大政翼賛会については大政翼賛会の項でも議論されている通り、公事結社か政党かどうかは保留すべきであり、現時点では削除すべきでは無いでしょうか?2006年9月24日(日)02:51(UTC)
- 公治結社であって政党ではないということを主張する人もいますが、政治団体として実質的に議会を支配していたことや大政翼賛会によって様々な社会的な統制があったこと、ナチス・ドイツをモデルにしたことなどを考えると政党という名前ではない実質的な一党独裁制と判断するのが妥当と思われるので、保留、削除は反対します。なお、本文にも書きましたが、大政翼賛会の体制でも民主的だったという意見として、非推薦議員がいたことを反論の根拠とする者があるが、非推薦議員は選挙後大政翼賛会に参加した者が大半であることや参加していない者も実質的に政治的活動ができないことを考慮すると、一党独裁制ではなく、民主主義があったという主張には同意できません。--Tamachan21 2006年10月28日 (土) 13:44 (UTC)