一斤染め
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16進表記 | #ffd3e4 |
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RGB | (255, 211, 228) |
CMYK | (0, 17, 1, 0) |
HSV | (337°, 17%, 100%) |
マンセル値 | - |
一斤染め(いっきんぞめ)とは、日本の古色名。赤系統。英語のペールピンク(薄桃色)に近い色味。
[編集] 一斤染めの由来
一反の布を染めるに当たって、染料のベニバナを一斤しか使わないことから言う。染め上がってもごく淡い紅色にしかならないが、これは高価なベニバナでの染色を朝廷が一部の貴族を除いて許さなかったためである。
平安文学などでこの色の衣装をまとっているのは、大抵下級の官人と思って構わない。現在ではほとんど死滅した色の名前である。