中国共産党中央顧問委員会
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中国共産党中央顧問委員会(ちゅうごくきょうさんとうちゅうおうこもんいいんかい)は、1982年の第12回党大会で、老齢化した革命第1世代の古参幹部を引退させ、党中央の世代交代を促すために立ち上げた組織。資格は党員歴40年以上。
第1世代には中国を作ったのは自分たちという自負があり、だからいつまでも権力を握っている権利があるとしてなかなか引退しなかった。鄧小平は党中央の若返りを図るために受け皿として中顧委を設立、自らも中央委員を辞した。
しかし、中央委員からは退いたはずのヒラの老同志たちは中央軍事委員会主席、国家主席、全国人民代表大会委員長などの要職を占めるだけでなく、「中央委員会の政治上の助手、参謀」として政治的影響力の保持を続け、胡耀邦の解任にも関わった。
1992年に使命を果たしたとして解散。
- 第1期(1982年-1987年)
委員:172名 主任:鄧小平 副主任:薄一波、許世友、譚震林、李維漢
- 第2期(1987年-1992年)
委員:200名 主任:陳雲 副主任:薄一波、宋任窮