主査プロデューサー
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プロデューサーにはその実務において商品を製作または制作する会社の代表者(代表取締役)としてプロデュースの任務を行うものと、代表権を持たない一員または参事としてプロデュースの任務を行うものとがあり、前者を”エクゼクティヴプロデューサー(executive producer)”後者を主査プロデューサー (cheef producer) または主査 (cheef) と称す。
ことに、大手テレビジョン放送局やラジオ放送局など製作または制作する商品の多い企業ではその代表者が全ての商品に対しプロデュース権を行使することが困難かあるいは不可能であることから、その一員(従業員、取締役、関連会社)が主査プロデューサーとして任務に従事する。番組プロデューサーやイベントプロデューサーのほとんどはこの主査プロデューサーである。
”主査”という用語が初めて遣われるようになったのは自動車製造業のトヨタ自動車においてである。トヨタでは商品である車種の開発に従事する責任者として”主査”という制度を設け、現在では商品の開発以外にも特定の業務の統括者として”主査”という職務を確立している。