乱歩地獄
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乱歩地獄は、2005年に公開された日本映画。4作品のオムニバス映画で、4作品とも原作は江戸川乱歩。
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[編集] 概要
江戸川乱歩の短編小説『火星の運河』『鏡地獄』『芋虫』『蟲』をそれぞれ映像化し、オムニバス形式で公開。一部に性的描写(変態性欲)を含むため、R-15での公開となった。
監督をはじめ、スタッフ・キャストともに4作品それぞれ異なるが、浅野忠信は4作品すべてに共通して出演している。作品によっては原作に大幅・大胆なアレンジが加えられている。
なお、竹内スグルとカネコアツシは、この作品が映画監督デビューとなる。
[編集] エピソード
カネコアツシは『蟲』を製作するに当たり、漫画家としてのスキルを活かし、事前に詳細な絵コンテを作成して撮影に臨んだ。その内容は、全カットに渡って完成度の高い絵が描き込まれており、完成イメージが分かりやすいとスタッフにも好評だったという。
[編集] キャスト
- 浅野忠信 (4作品すべてに出演)
[編集] 『火星の運河』
- 森山開次
[編集] 『鏡地獄』
[編集] 『芋虫』
[編集] 『蟲』
[編集] スタッフ
- 原作: 江戸川乱歩
- 企画制作: ミコット・エンド・バサラ
- プロデューサー: 宮崎大
- エンディングテーマ: ゆらゆら帝国『ボーンズ』
- 配給: アルバトロス・フィルム
- 製作: 「乱歩地獄」製作委員会(ミコット・エンド・バサラ、ジェネオン エンタテインメント、ニューセレクト、角川映画、東映チャンネル、カルチュア・パブリッシャーズ)
[編集] 『火星の運河』
[編集] 『鏡地獄』
[編集] 『芋虫』
- 監督: 佐藤寿保
- 脚本: 夢野史郎
- 助監督: 大西裕
- 撮影: 芦澤明子
- 衣装: 北村道子
- 音楽: 大友良英
- 製作協力: 葵プロモーション