光ケーブル
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光ケーブル (Optical fiber Cable) は、光ファイバーにシースと呼ばれる保護被覆を施した光信号の伝送路である。
[編集] 特徴
これまで情報通信用に使われてきたメタル線(銅線)と比べ、以下の特徴がある。
[編集] 用途
主に通信会社の幹線や企業への高速通信回線(ATMなど)の引込み線として使われてきたが、FTTHの進展により、個人宅へも光ファイバーが引かれるようになってきた。
照明やインテリアとしても使われることがあるが、医療用のファイバースコープや、光を信号として扱う情報通信分野で利用される。
- テレビの放送回線=NTT中継回線
- NHKはアナログ放送・デジタル放送ともにすべて光ファイバーによりデジタル回線化されている。
- 民放局のデジタル放送はすでにデジタル回線化されており、アナログ放送も全国回線は2006年6月5日にデジタル回線に移行した。北海道内民放各局の基幹局向けの回線(道内回線)は2007年にすべてデジタル回線に移行される予定(北海道総合通信網が敷設する回線を使用)。
- 通信回線
- オルゴールなどの小物インテリアのイルミネーション
- 住宅などの太陽光を利用した屋内調光
- オーディオケーブル
- 医療用ファイバースコープ
- 要救助者探査用ファイバースコープ
- 機械内部調査・配管内探査用ファイバースコープ
- その他各種ファイバースコープ
- 光センサーの光源用(1つの光源を複数のセンサーの光源に分配する)