ノート:公理的集合論
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新参者なのですが、導入部分の「パラドックスを取り除く過程で生まれた」という記述に異論があります。G. ムーアの「Zermelo's Axiom of Choice」を読むと、ツェルメロはパラドックスの回避よりも実数が整列可能だという彼が1904年に発表した定理を正当化することをより強く考えていたようです。集合論を公理化することの必要性は、素朴集合論のパラドックスが出てくる前にBurali-Fortiによって指摘されているともあります。「公理的集合論とは、数学の一分野であり、公理化され素朴集合論よりはっきりとした基礎を持った集合論である。」などとした方がよいかと思われます。 それと、合併の公理の説明の後半は明らかに誤りで、「Aの元の元を全て元に持つような集合が存在する」ですね。 とりあえずは以上です。--Tishiu 02:05 2004年5月23日 (UTC)
上に書いたことをとりあえず自分で編集しました。それと、現在の集合論において、選択公理を仮定しないのは妥当性に疑問を持っているからではなく、それが有効なモデルであるという理由からの場合の方が多いと思われますので、そのように書き直しました。Tishiu 2004年7月2日 (金) 00:15 (UTC)
改訂お疲れさまです。良くなったと思います。知っている方がどんどん書き換えてゆくのが良いと思います。
パラドックスの回避については、それが理論構築の目的であったかどうかはともかく、結果として言及されることが多いので、百科事典の記述としては盛り込んで欲しいところだなと思います。 - Kk 2004年7月2日 (金) 01:11 (UTC) # 私もよくノートに書き込むのですが反応がないとさびしい思いをしますので、何かコメントしたいなと思って出てきました。数学関係でよくコメントをくれたあの方、最近お見かけしませんねぇ...
Kkさんコメントありがとうございました。ご希望に応えてというわけでもないのですが、パラドックスの回避を書いてみました。Tishiu 2004年7月3日 (土) 06:42 (UTC)
ZF系以外の公理的集合論の扱いは、どうしましょう? 念頭においているのは、BG系とNF系ですが。Wd 2005年1月14日 (金) 19:21 (UTC)