割合
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割合(わりあい)とは、全体の量に対する、対象の量。一方に対する、他方の量。あるいは、それらの比を指す語。分数、小数、百分率などを用いて表す。
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[編集] 求め方
比較する基準の量をa、割合を求める対象Xの量をbとする。このとき、Xの(全体に対する)割合はである(ただしa≠0)。Xがあるもの全体の中の一部である場合、その割合は0より大きく1以下の値となる。また、Xが比較する基準の量よりも大きい場合、その割合は1よりも大きくなる。それが1よりもかなり大きい場合は「Xは…の~倍」と表現することも多い。
[編集] 百分率
割合を百分率で表示する場合は、求められた割合を 1/100 で割る、つまり100倍することで得られた数値の後に記号として%(パーセント)をつける。千分率で表示する場合は割合を 1/1000 で割る、つまり1000倍することで得られた数値の後に‰(パーミル)をつける。
[編集] 主な割合を求める式
全体 Xに対する個体 xk のそれぞれの割合 pk は、以下の式で表される。
[編集] グラフ
ある全体の中にいくつかの要素があり、それぞれの要素の比率を視覚的に表示する場合は円グラフや帯グラフを用いる。1つの要素についての推移を調べる場合には折れ線グラフを用いる。