古紙回収
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古紙回収(こしかいしゅう)とは、リサイクルするために使用済みの紙類を回収することである。
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[編集] 歴史
古紙の回収は古くは平安時代にまでさかのぼれる。
江戸時代になると、紙を買い集める「紙屑買い」や落ちている紙を拾う「紙屑拾い」といった紙を集める業者が現れている。
[編集] 現在の状況
現代においては、「ちり紙交換」という事業が古紙問屋などによって行われており、古紙とちり紙(トイレットペーパー)を交換が一般的であった。
しかし近年の環境問題への意識の高まりなどによって、ちり紙交換だけではなく、新聞販売ルートでの回収や自治体による行政回収、子ども会等の団体による回収などさまざまなルートで回収が行われている。
これらの取り組みにより、2004年度の古紙回収率は71%となっている。
[編集] その他
現在では、リサイクルに適さない紙もあるためリサイクルできない紙類(禁忌品、カーボン紙や感熱紙など)を混ぜないよう回収には注意を要する。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 石川英輔『大江戸リサイクル事情』(講談社文庫、1997年)ISBN 4-06-263612-3