右ねじの法則
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右ねじの法則とは、ベクトルの外積における向きを表す法則である。
即ち、三次元空間における平行でない二つのベクトル a,b があったときに、そのベクトル積 a × b の向きが、aからbへ回したときに右ねじの進む方向として定義されることによる。
xy 平面において、x-軸正方向のベクトル x と、y-軸正方向のベクトル yの外積 x × y の向きに z-軸正方向をとる座標系を右手系と呼ぶ。
電磁気学において、直線電流の作る磁場の向きやソレノイドの作る磁場の向きを表すときなどに“右ねじの法則に従う”といったように用いられる。