名誉会長
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名誉会長(めいよかいちょう)とは、企業、学会、他法人その他の団体が定める栄誉職ないし称号のひとつである。会長をはじめ、役員として功績を挙げた者が主に任じられる。企業では、会長を退任した者の称として用いられることが多い。
[編集] 名誉会長
- 企業における栄誉職としての名誉会長
企業では会長を退任した者が、名誉会長と呼称されることが多い。会長職が代表取締役を務めるのに対して、名誉会長は取締役ないし役員の身分を保持しない例も多い。
ただ、実質的権力については企業によって異なるが、一般的に有力株主や創業者一族の場合、権力は維持していることが多い。また、その企業が属する業界団体や経済団体の役員や別の企業の社外取締役に就任することもある。
企業において会長の退任者が複数いる場合、古参の名誉会長は相談役ないし顧問に退くのも、企業における名誉会長の特徴である。
- 学会における名誉会長
特定の学会において、理事長ないし役員、会員として学問ないし学会の運営に功績があった者に名誉会長の称号が贈られる。
- その他の団体・組織における名誉会長
会長、役員・職員としての任期を終えた後も、その組織の運営及び発展に寄与するため、オブザーバーとしての地位を表すためのものとして、名誉会長の職が置かれることがある。