塩尻バイパス
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塩尻バイパス(しおじりバイパス)は、長野県塩尻市を通る国道20号のバイパスである。それまで、塩尻市街地近くに入り込んでいた国道20号が引き起こす交通渋滞の解消や、長野自動車道開通に関連する事業として建設された。
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[編集] 概要
- 起点:長野県塩尻市柿沢
- 終点:長野県塩尻市広丘高出
- 全長:4.2km
- 幅員:25m
- 車線数:4車線
- 道路規格:3種1級
- 制限速度:60km/h(全線にわたり駐停車禁止である)
[編集] 沿革
- 1985年(昭和60年)12月:長野道塩尻ICから国道20号終点(高出交差点)までの1.7km区間建設開始。
- 1988年(昭和63年)12月:1.7km区間4車線開通。
- 1991年(平成3年)3月28日:全線開通。
[編集] 交差・接続する路線
[編集] その他
- 区間中には、レクリエーション施設を兼揃えた道の駅小坂田公園があり、塩尻市のみならず周辺市町村民の憩いの場となっている。
- 終点の高出交差点を除くと、このバイパスには2つの信号機しかない。そのため「この道路は高速道路ではない」と注意を促す標識が立っている。
- 塩尻インターから柿沢交差点までの区間は暫定2車線で運営している。これは、道路交通量などを考えて、4車線での通行には交通量が少ない、と言う道路計画時の需要予測に基づくものである。ただし、将来の拡幅を考慮して4車線への移行を可能にする為に、塩尻インターから柿沢交差点までの区間の用地買収、掘割などの工事規格では4車線分確保されている。