境界層
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実在流体が物体付近を一様に流れている状態にあるとき、流体の粘性の影響が強く表れることによって、物体表面付近に流体の速度が減速される層が表れる。この層を境界層(きょうかいそう、boundaly layer)と言う。なお、物体表面上では流体の速度が0になる。
境界層の存在により物体表面付近で減速される事によって発生する抗力が摩擦抗力である。この摩擦抗力が空気抵抗の一つの原因であり、すなわち移動する物体を減速させる原因の一つである。
1904年、ドイツの物理学者ルートヴィヒ・プラントルによって発見された。
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