ノート:外典
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[編集] 「カテゴリ:外典」について
「外典」というのは、ユダヤ教・キリスト教の正統派が、正典制定において、正典として認めなかった文書のことを云うのです。従って、この記事にあるように、正典としては採用しなかった文書として、外典のリストを並べるのは構いませんが(ただし、『ナグ・ハマディ写本』などに含まれる文書なども、見境無くリストすることは問題があります)、Category:外典については、このカテゴリを削除するか、または内容を限定すべきです。ウルガータにあって、プロテスタント聖書にないものを「外典」としてカテゴリ設定するというような使用法が妥当でしょう。キリスト教の内部での常識は必ずしも一般的な中立性を持つ訳ではないのです。
何故なら、『トマス福音書』とか『マリア福音書』がそうですが、これらは「グノーシス主義文書」であって、キリスト教側からは異端の外典でも、グノーシス主義側からは、別に外典でも何でもなく、これがグノーシス主義の特定の派の「聖典」「教典」であるのです。「異端」というものは、相対的な概念だということを、かなり昔にこの記事に記しました。「外典」というのは、あくまで、ユダヤ教やキリスト教の視点からの話で、例えば、『トマス福音書』なら、記事のなかで、キリスト教では「外典」とされている、というような記述は構わないと思いますが、カテゴリ設定には問題があるということです。(実は、「外典」以外にも、「Category:福音書」というものも、内容に注意が必要です。現在の「福音書」はキリスト教のサブカテゴリに位置するので、『トマス福音書』などを分類しては問題があります)。--Maris stella 2006年10月14日 (土) 20:11 (UTC)