天地金乃神
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天地金乃神(てんちかねのかみ)とは、金光教の奉祭神の名称である。金光教では、この天地金乃神と、教祖生神金光大神を併せて主祭神としている。
神道本局に属した神道金光教会時代には、この名称は使うことが出来ず、日乃大御神・月乃大神・金乃大神の三神とした。
現行の金光教教規前文では、「本教は、天地金乃神が、神と人とあいよかけよで立ち行くあり方を世界に実現するため、教祖生神金光大神に取次を頼み、教祖がこれを受けたことに始まる。 天地金乃神は、天地万有を生かす無限のはたらきであり、人間をはじめ万物のいのちの根源である。神は、人間を神のいとし子として愛してやまず、人間が助かり立ち行くことを、ひたすら願っている。人間は、神の恵みと慈しみの中に生かされて生き、神の心を分け与えられ、そのはたらきによって神の願いを現すことができるのである。神と人とは、「人あっての神 神あっての人」の関係にある。 人間は、この天地の道理を知らないところから、人間中心の生き方に陥り、そこに神との隔たりができ、難儀が生まれる。人間の難儀は神の苦しみであり、人間が助かることが神も助かることである。神と人とを結び、神と人と共に助かる神願を実現していくはたらきが、生神金光大神取次である。」とかかれており、ここでは天地金乃神を「はたらき」「いのちの根源」という概念でとらえている。