太閤山
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太閤山(たいこうやま)は、富山県射水市の旧小杉町南部に広がる丘陵地帯、および、その一帯の地名である。
1585年、太閤と呼ばれた豊臣秀吉が富山城の佐々成政を攻めた際、この地に陣を張ったことに因む地名である。太閤山西端には薬勝寺池と火の宮城があり、当時の交通の要衝であった。
1964年より、丘陵地帯の北部が富山県によって太閤山住宅団地として開発され、富山市・高岡市などの一大ベッドタウンとなった。
1980年、太閤山住宅団地の南に県民公園「太閤山ランド」が開園し、富山県の置県百年を記念して開かれた「にっぽん新世紀博覧会」のメイン会場となった。太閤山ランドは1992年の第1回ジャパンエキスポ富山(JET'92)の会場にもなっている。
なお、「太閣山」(門の中に各)との誤字がよく見られるが、正しくは「太閤山」(門の中に合)である。
また、豊臣秀吉が陣を張った際に、味方の士気を高めるために、相撲大会を開いた。そのときの相撲場が、今ある太閤山相撲場といわれている。