太陽年
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太陽年(solar year, tropical year)とは、太陽が黄道上の春分点を出て再び春分点に戻ってくるまでの平均周期である。回帰年ともいう。春分点の移動(歳差運動)のため、恒星年より短い。
1太陽年は365.24219日(2000年の値)だが、100年間につきおよそ100万分の7日ずつ短くなっている。しかしこれは地球の自転の遅れによって1日の長さが伸びつつあることによる見かけの日数の減少であり、太陽年の長さ自体が減少しているわけではない。
太陽暦の1年は太陽年にあわせて作られ、グレゴリオ暦の1年間は平均365.24250日であり、太陽年とのずれが約3000年で1日となる。