女流育成会
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女流育成会(じょりゅういくせいかい)は、将棋の女流棋士の育成を目的として発足した会である。奨励会の女流棋士版として位置づけることができる。
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[編集] 発足の経緯
[編集] 育成会システム
[編集] 育成会入会資格
- 29歳までの女性
- 入会金3万円、保証預かり金10万円
- 師匠1名(正会員の棋士、もしくは女流初段以上かつ在籍10年以上の女流棋士)
- 保証人1名
[編集] 育成会卒業へのプロセス
原則として30歳を迎えて新たなる育成会リーグに参加することは出来ず、自動的に退会となる。
[編集] 2003年度前期以前
- 女流育成会会員はA級、B級に分けられており、新規会員はまずB級よりスタートし、勝ち星により順位をつける。
- B級1位になるとA級に進級。A級1位になると女流2級として女流棋士となれる。
[編集] 2003年度後期以降
- 女流育成会会員全員による総当たり戦で対局を行い、勝ち星により順位をつける。
- 1位に昇級点をつけ、昇級点2個を獲得すると女流2級として女流棋士となれる。
- 新規女流棋士が誕生した場合は、昇級点を持たない者の中で成績上位のもの1名(昇級点を持たない者が10名以上いる場合には2名)に新たに昇級点をつける。ただし勝率6割未満の者は除かれる。
- 30歳を迎えると新たな期には参加できない。ただしその者が昇級点を持っており、勝ち越しを続けた場合には6期3年まで延長が認められる。
- なお、特別ルールとして2003年度前期までの段階でA級に所属していたものには昇級点1を開始時点で付与している。
[編集] 特例措置
初めから女流棋士の資格のない者が奨励会を2級以上で退会した場合、女流育成会を経ずに女流棋士となることができる。2003年11月に奨励会を1級で退会した岩根忍が2004年4月から女流棋士となり、この規定の適用第1号となった。
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