宗主国

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宗主国（そうしゅこく）は、漢文においては、単に宗主ともいい、藩属（もしくは藩属国）との対語である。（藩属（はんぞく）は藩塀（はんぺい）とは別語）

藩属国は宗主国から王国や公国等として冊封される。藩属国は、宗主国の強い統制下に置かれている場合が多いが、逆に封建制下のように宗主国が名目上の主君の国で藩属国が強い独立性をもつ場合もある。

藩属国が宗主国からどのような掣肘を受けどのような自由を有するかは時代によってことなる。

宗主国は藩属国から朝貢を受けるが、朝貢してくる国のすべてが冊封を受けて中華皇帝の臣に叙されているわけではない。また中華帝国内の地方官も皇帝には朝貢を捧げるもので、朝貢は必ずしも外交に関わるものではない。

近代以後はmetropolitan stateの翻訳語にも当てられ、植民地や保護国、属国の支配国を意味する。

[編集] 関連項目

• 属国
• 保護国
• 植民地
• 冊封国
• en:Suzerainty (宗主権)