宮下規久朗
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宮下 規久朗(みやした きくろう、1963年8月16日 - )は、神戸大学文学部助教授。専門は、イタリア17世紀バロック美術。ただし、イタリアルネサンス美術はもちろん、近現代美術についても造詣が深い。
名古屋市生まれ。愛知県立旭丘高校を経て、東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科修了。1989年兵庫県立近代美術館学芸員、1992年東京都現代美術館学芸員。東京都現代美術館時代には、『アンディ・ウォーホル 1956-86:時代の鏡』展の企画に参加(1996年開催。企画のみで、開催時点には現代美術館を辞していた)。1995年から現職。
2005年にその著書『カラヴァッジョ―聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会・2004年)で、サントリー学芸賞を受賞。 その後のユニークな仕事に、『食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む』(光文社新書・2007年)がある。
[編集] その他主要著訳書
- マチスとピカソ(イヴ=アラン・ボア(Yve‐Alain Bois)、宮下規久朗・田平麻子・関直子の3人による共訳・日本経済新聞社・2000年)
- イタリア絵画―中世から20世紀までの画家とその作品(ステファノ・ズッフィ、宮下規久朗訳・日本経済新聞社・2001年)
- バロック美術の成立 世界史リブレット(宮下規久朗・山川出版社・2003年)
- カラヴァッジョ 西洋絵画の巨匠11(宮下規久朗・小学館・2006年)
- イタリア・バロック 美術と建築(宮下規久朗・山川出版社・2006年)
[編集] 外部リンク
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