小早川瀬那
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小早川瀬那(こばやかわ せな)は、漫画『アイシールド21』の主人公。アニメの声優は入野自由(少年時代は菊池こころ)。ジャンプフェスタのアニメでは朴璐美が担当した。名前の元ネタは、F1ドライバーの故アイルトン・セナ。
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[編集] プロフィール
- 15歳
- 泥門第二中出身。泥門高校一年生
- アメフト部「泥門デビルバッツ」に所属。
- 身長155cm(作中から多少伸びたようである)
- 体重48kg
- 血液型A型
- 12月21日生まれ
[編集] 選手データ
[編集] 人物
通称「セナ」。ヒル魔は糞(ファッキン)チビ、アニメではクソ主務もしくはクソチビ、阿含はチビカスと呼ぶ。気弱で引っ込み思案な性格だが、人の不幸を黙って見過ごせない優しい心と、尊敬する人を愚弄する相手には断固として反論する正義感を持つ少年。通り名を「光速のランニングバック」。泥門デビルバッツのエースとして名を轟かせる。
[編集] 「アイシールド21」誕生まで
幼い頃からイジメの標的にされ、その度に幼馴染のまもりに守られていた。この頃の思い出が彼にとって、とりわけ苦い思い出であり、変えたい自分として現在においても色濃く残っている。幼稚園時代は典型的イジメられっ子で、小学生時代からパシリとして扱われてきたのだが、その事が驚異的な脚力を身に付ける要因となり、自身の運命の大きな転機となった。
泥門高校入学後、逃げ足に垣間見えたアメフトのセンスをヒル魔に目を付けられ、アメフト部へ強制入部させられる。その速さは、抜群の瞬発力によってプロ級のトップスピードを記録してしまう程であった。逆に腕の筋力はとても弱い。
[編集] 「アイシールド21」誕生とその後
当初は主務として入部したつもりが、ヒル魔によって選手も務めさせられる事になる(主務兼選手)。
正体が明らかになると他の運動部との争奪戦が起きてしまうことを危惧した蛭魔は選手として行動する時は、緑色の色付きアイシールドで素顔を隠し、謎のデビルフットボーラー「アイシールド21」と名乗らされていた。
入部当初のセナ自身は、ヒル魔に無理矢理アメフトをさせられていると思い、試合途中で帰ろうとするなど最初はあまり乗り気ではなかった。しかし、春の大会で王城の進清十郎に敗れ、心の底から進に勝ちたいと強く思うようになり、それから真剣に励むようになる。
そして賊学戦、太陽戦と、試合を重ねる事によってアメフトの面白さ・楽しさに目覚めていき、上述のヒル魔に作り上げられた「アイシールド21というヒーロー」に対して、『嘘を本当にしよう』と決意する。太陽戦後、神龍寺・金剛阿含にまもりがナンパされた際、ピンチの彼女を助けようとした描写から彼の決意と成長が見えるだろう。
[編集] デスマーチ・秋季大会以降
その後、巨深・筧が豪語する実在する人物との疑惑から始まり、西部・陸とのマッチアップや「本当のアイシールド21」盤戸・赤羽との邂逅をへて、東京地区大会三位決定戦から本名・小早川瀬那で出場。東京大会ベスト・イレブン ランニングバック部門に選ばれ、MVPにもノミネートされる。 関東大会進出後神龍寺戦では、阿含との激闘で気弱な自分が持ち得なかった『攻撃性』を見開いた。一方で、脚を負傷し現在のところそれが完治したか否かについては定かではない。
[編集] アメフトを通じての成長
優しく素直な性格であるため、心理描写が秀逸に描かれ実に人間らしいキャラクターでもある。それが本作の人気に繋がっている一因といってもいいだろう。特に、プレースタイルの変化と共に、『逃げ主体』だった人間性の成長、『まもり依存』だった男としての成長、それぞれに窺えるだろう。そのように人間味溢れる彼なのだが、魅力的なヒロインたちのことをどのように思っているのかはっきりとはしていない。ただし18巻での銭湯で女湯に水町が覗きを試みた際、鈴音が入っているということから必死に止めようとしたり、19巻の盤戸戦後鈴音に身体を預けるなど、まだ恋愛に関しては無自覚ながら、鈴音のことを名前で呼び捨てすることに初めとまどっていたことも含め、少なからず鈴音を意識していると思われる。
[編集] 得意技
- デビルバットダイブ
- デビルバットゴースト
- デビルバットハリケーン(ハリケーンゴースト)
[編集] 備考
- 髪型は鉄腕アトムに似ていて、前髪だけ茶髪。口癖は「ひぃいいい」「ああああ」「いいいい」「ええええ」の驚愕四段活用。家族は父・秀馬、母・美生と猫のピット。お酒は一口でも飲むと記憶の前後が欠落し、突拍子の無い行動に出る程弱い。中学の体力測定で反復横跳び学年1位。苦手教科は数学と英語で、入試では全滅だったらしい。
- 2006-2007シーズンの米プロアメリカンフットボールNFLジャクソンビル・ジャガーズのルーキーRBモーリス・ジョーンズ・ドリューはおよそ170cmという身長ながら941ヤード(NFL全体で25位)を叩き出し、新人王争いに加わった。2mほどの選手たちがぶつかりあうNFLの世界で、ドリューのこの身長での大活躍は、セナの活躍に現実味を感じさせる良い例となった。