小樽内川 (石狩川水系)
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小樽内川（おたるないがわ）は、北海道札幌市南区を流れる川で、白井川の支流である。白井川は小樽内川をあわせてからすぐ豊平川に流れ込む。源流が小樽市のそばだが、小樽市とは縁がない。小樽市の語源となった小樽内川については星置川の歴史を参照。定山渓ダムとさっぽろ湖によって、札幌市に水道水を供給する。石狩川水系。
[編集] 流路
札幌市南区の北東部の山地から、まず南に、ついで南南東に流れ、定山渓温泉の北で白井川に合流する。途中、合流点の近くに定山渓ダムがあり、さっぽろ湖というダム湖がある。小樽内川と支流の朝里峠沢川にそって、北海道道1号小樽定山渓線が通っている。
[編集] 定山渓ダムとさっぽろ湖
重力式コンクリートダムの定山渓ダムは、総工費約800億円をかけて1978年（昭和53年）から1989年（平成元年）までの工事で完成した。札幌市の水源の30%をまかない、豊平峡ダムの定山湖とともに札幌の水がめである。水力発電も行う。ダムの堤高は117.5m、堤長は410m。湖の面積は2.7km2。
小樽内ダムという名前で計画されたが、小樽市との混同を避けるために定山渓ダムと改称した。それでも、ダムと湖の名前には未だ食い違いが残っている。定山湖が定山渓ダムの湖ではないのは不自然だし、札幌岳はさっぽろ湖ではなく定山湖の東に聳えている。
[編集] 主な支流と湖沼
- 春香沢川
- 朝里峠沢川
- 奥手稲の沢川
- 逆川
- 大漁沢川
- 上平沢川
- 迷沢川
- 滑沢川
- 天狗沢川
- さっぽろ湖: 定山渓ダム - 滝の沢川、コピキ沢川
