岡田直之
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岡田直之(おかだ なおゆき、1933年-)は、日本の社会学者。戦後日本における世論研究の第一人者。専門領域はマスコミ論・世論研究。世論の概念をめぐって果てしなく続く議論を概括し、量的世論調査においてもその概念を問うことの意義を指摘した。現在名は高橋直之。日本社会学会員。
[編集] 略歴
- 1933年 東京生まれ
- 1951年 千葉県立佐倉第一高等学校(現千葉県立佐倉高等学校)卒業
- 1956年 東京教育大学(現筑波大学)文学部卒業
- 1961年 東京大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程修了
- 1962年-1991年 成城大学文芸学部講師、助教授、教授
- 1991年-2003年 東洋大学社会学部教授
[編集] 主要著書
- 『社会的行動』(共著、培風館、1969年)
- 『マス・コミュニケーション入門』(共著、有斐閣、1979年)
- 『リーディングス日本の社会学20 マス・コミュニケーション』(共編、東京大学出版会、1987年)
- 『マスコミ研究の視座と課題』(東京大学出版会、1992年)ISBN 4130501461
- 『世論の政治社会学』(東京大学出版会、2001年)
- 『現代社会におけるマスコミ・世論の種々相』(学文社、2005年)ISBN 4762013676
- 『現代メディア社会の諸相』(共著、学文社、2003年)ISBN 4762012521
- 『マスコミ研究の視座と課題』(東京大学出版会、1992年)ISBN 4130501135
- 『語の概念の表現と蓄積』(電子情報通信学会(コロナ社)、1991年)ISBN 4885520983
- 『自然言語処理入門(情報・電子入門シリ-ズ)』(共立出版、1991年)ISBN 4320024346
- 『社会学用語辞典(新版)』(学文社、1985年)ISBN:476200202X
- 『社会学の再生を求めて・アルヴィン・ウォ-ド・グルドナ-』(新曜社、1978年)
- 『イデオロギーの終焉―1950年代における政治思想の涸渇について-ダニエル・ベル』(東京創元社、1969年)ISBN 4488006728