岩佐なを
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岩佐なを
1954年6月、東京生まれ。詩人。画家(主に、版画、ドローイング)。大学図書館司書。
銅版画で蔵書票(エクスリブリス)を多数創作。ドローイングや版画で、本や雑誌の挿画・装幀を手がける。日本書票協会、日本現代詩人会、日本文芸家協会、日本ペンクラブ会員。1995年、詩集『霊岸』で、第45回H氏賞を受賞。画業では、1984年、第6回版画ミニアチュールコンクールでグランプリを受賞。海外のエクスリブリス(蔵書票)、小版画のコンクール等に参加。1991年、チェコスロバキア蔵書票コンクールで協会長特別賞を受賞。1980年より2002年まで年1回、銀座・竹川画廊にて定期的に個展を開催した。詩誌「時計店」「歴程」同人。詩集に、『能筆少女』(私家版1978)『蝉魔』(紫陽社1980)『姉の力』(カタ工房1981)『夢の環』(七月堂1983)『狐乃狸草子』(七月堂 1987)『離宮の海月』(書肆山田 1990)『霊岸』(思潮社 1994)『虫の巻』(思潮社1997)『しのぎ』(思潮社2000)『鏡ノ場』(思潮社2003)『岩佐なを詩集:現代詩文庫178』(思潮社2005)。画集に、『水域からの風説:細密画集』(沖積舎1980)『方寸の昼夜:銅版画蔵書票集』(岩崎美術社1992)『岩佐なを銅版画蔵書票集:エクスリブリスの詩情』(美術出版社2006)。また、オリジナル版画集(限定版)に、『博物幻想曲』(日本書票協会1982)『あかがねの獨言』(吾八書房1985)『いろいろさうし』(吾八書房1986)『親しき夢魔たち』(吾八書房 1989)がある。