崇仁協議会
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崇仁協議会とは、京都府に存在する特定の同和地区の改善運動を目的とする団体。「NPO法人崇仁まちづくりの会」とは別団体。
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[編集] 概要
[編集] 東京三菱銀行に対するいやがらせ
[要出典] 崇仁協議会の主張によれば、地区改善のために積み立てられた156億円が東京三菱銀行へ預金したのちに行方不明になったという。これに関しては、暴力団との交際があった協議会の藤井鉄雄委員長(当時)の着服疑惑も浮上したが、藤井鉄雄委員長は自身も被害者だと主張した。このトラブルが起こった時期は、山科区で一人の協議会員が全身に銃弾を浴びて射殺された事件をはじめ、協議会周辺で様々な事件が起こった。一方、地区住人は、東京・丸の内にある東京三菱銀行本店で座り込みなどのおおがかりな抗議行動を行った。この事件に関しては、崇仁協議会の主張に沿った話として書籍化した『東京三菱銀行 消えた「156億円」預金』(野田敬生著)がある。なお、同書は崇仁協議会のプロパガンダであるとの見方もされている。
[編集] 電気通信会社に対する企業恐喝
[要出典] 2006年9月、協議会の代表理事の男性(66)が企業恐喝の疑いで逮捕された。容疑の内容は、大阪の電気通信工事会社(日本電通)に対して「差別発言をする会社をいつまで使っているんや。警備会社はいくらでもあるやろ」などと 言いがかりをつけて脅し、自分の関係する警備会社を下請けとして参入させるよう迫ったというものだった。
2006年11月20日に行われた初公判で「偉いさんの家に猫の死がいを放り込んだら態度が一変した。個人的に攻めるには“精神的”に攻めるのと、“家族”を攻めるのが、一番落としやすいと脅迫していた」と検察側が明らかにした。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 崇仁協議会(公式サイト)
- 崇仁協議会による東京三菱銀行追求事件(部落解放運動考より)
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