延命寺 (今治市)
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延命寺(えんめいじ)は、愛媛県今治市阿方にある寺院。四国八十八箇所霊場五十四番札所。
昔は近見山にあり、円明寺といった。百坊が谷々にあり、信仰と学問の中心であった。しかし、再三戦争で焼かれて境内を移転し、享保12年に現在の地に移転した。鎌倉時代には著書の多きこと日本一で学問は内外に通じ、深く後宇多天皇の尊崇を受け、生前に国師の号を賜ったほどの大学僧示観国師凝然がこの寺の西谷の坊で八宗綱要を著したことは有名である。明治の頃、53番札所須賀山円明寺との混同を避けるため、通称の延命寺を寺号とした。
境内にはあせびの木がたくさんあって、春の彼岸のころから美しい花をつける。つつじも多く植栽され、花の寺としても知られている。
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