御所野遺跡
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御所野遺跡(ごしょのいせき)は岩手県一戸町で発見された縄文時代の集落跡。所在地は一戸町岩舘字御所野。平成5年度、国の史跡に指定。遺跡跡は公園として整備され、竪穴住居、掘立柱建物、配石遺構などによる集落が再現されている。公園内に博物館も併設されている。
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[編集] 遺跡保存の経緯
御所野遺跡は、町の工業団地造成計画にともない平成元年から調査が行われた。調査の結果、配石遺構を中心として掘立柱建物群、さらにその外環に住居が配置された大規模な集落跡であることが明らかになった。町では開発か保存かの論議に二分されたが、平成4年に遺跡を保存し史跡公園として活用することを決断した。そして、平成5年12月21日国指定史跡に指定された。
[編集] 遺跡の概要
この遺跡は東西に長く延びる河岸段丘状に面している。平坦面のほぼ中央に配石遺構があり、それを中心に集落が分布している。平成8、9年度の調査では遺跡西側で発見された焼失住居について詳細な調査が行われ、焼土、炭化材の出土状況から全国的にも例のない縄文時代の土屋根住居が具体的に実証された。
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