循環論法
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循環論法(vicious circle, vicious cycle)とは、トートロジー(恒真式)の一種である。
[編集] 定義
命題(AならばA)はつねに真なのだが、これだけで命題(A)自身が真であると<証明>されたわけではない。しかし複雑に入り組んだ、あるいは非科学的な<証明>のなかには、往々にして循環論法が紛れ込んでいることがある。証明すべき命題(A)を、いつのまにか前提(A)にすり替えてしまっているわけで、これが循環論法と呼ばれるゆえんなのであるが、循環論法が正しい<証明>でないことは明らかであろう。
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