微細種子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
微細種子(びさいしゅし)は、園芸植物の中でもタネが非常に細かいものを言う。1mlあたり数千から一万個という細かさで、当然のことながら種皮が薄いため、強く摘むと潰れることもあり、種まきはよほど慎重に行わなければならない。
[編集] 微細種子の播き方
微細種子は好光性のものが多く、また、上から灌水(かんすい=水やり)すると流れてしまうので、水は鉢底から給水するようにする。5寸か6寸の素焼きの浅鉢を用意し、不要なはがきを1枚用意する。はがきは縦長に二つ折りにし、折り目を下にして、その中にタネをあける。タネをのせたはがきを多少傾斜させ、折り目の下からトントンと軽くたたくと、上手にやればタネが重ならず、一粒ずつ坂を転がり落ちてくる。鉢の大きさにあった受け皿を下に置き、水を張って給水させる。日陰で雨や強い風が当たらないところにおいておく。