愛知県立田口高等学校
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愛知県立田口高等学校(あいちけんりつたぐちこうとうがっこう)は、愛知県北設楽郡設楽町清崎に本校のある公立の高等学校である。
旧制田口農林学校を母体に、1948年4月に開校。
豊田市稲武町にも稲武校舎を持つが、稲武校舎は、2006年から生徒募集を停止し、2008年3月に廃校することが決定している。
稲武校舎は、近隣に高校のない長野県根羽村や岐阜県恵那市上矢作町からの進学もあったが、今後、特に県内高校(長野県立阿智高校)が40km近くも離れた根羽村の生徒の進学先が問題になり、距離的に阿智高より近い田口高本校への受け入れも課題になるものと思われる。
昭和30年代までは、難関国立大学への進学も若干あったが、昭和40年代に新城東高校が普通科独立高として創立、その後の新城東高のクラス増で成績中位層まで平野部へ流出したため、定員割れが恒常化して生徒募集難となった。
第二次ベビーブーム下では、東三河の豊川高、桜丘高といった私立高校が特進コース等の新設で従前より難化傾向になったため、定員充足率の低かった本校が東三河平野部の成績最底辺層のターゲットになり、教育困難校となったこともあったが、学習意欲の欠如や早い段階での中退が問題になったため、現在は足切りを行っている。
設楽中学校・津具中学校・豊根中学校との連携による愛知県初の中高一貫教育を行っている。2008年4月以降は、北設楽郡唯一の高校として存続する。
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[編集] 設置学科
- 普通科
- 林業科
- 普通科は三河学区、林業科は県内全域から進学可能。
[編集] その他
- 寄宿舎(清和寮)と林業科演習林(鴨山演習林)を備えている。
- 本校は軟式野球部のみで硬式野球部はない。
- 平成19年度から、男子バスケットボール部が発足。
- 林業科の生徒は毎年二回の鴨山演習林実習がある。
- 林業科の三年生は、体育大会で『林業科音頭』と言う伝統の音頭を行う。
- 林業科には、気合を入れる時の独特な掛け声とポーズがある。(三十年来の歴史がある)