推定
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推定(すいてい)とは、推しはかって定めることである。
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[編集] 推定(文法)
日本語でいえば語尾が「・・・のようだ」「・・・らしい」などで終了する表現のこと。
[編集] 推定(法律)
法律では、事実が明瞭でない場合に、法または裁判官が下す判断をいう。擬制とは異なり、当事者が反証したときは効果を失う。
[編集] 民法
- 第186条(占有の態様等に関する推定)
- 第188条(占有物について行使する権利の適法の推定)
- 第250条(共有持分の割合の推定)
- 第420条(賠償額の予定)
- 第573条(代金の支払期限)
- 第772条(嫡出の推定)
[編集] 民事訴訟法
[編集] 法律上の推定
Aという事実(前提事実)の存在が立証されたときにBという事実(推定事実)の存在を推定する立法技術のこと。裁判官が法律上の推定に基づいて事実認定を行うときは特定の法規の存在が前提となる。
[編集] 事実上の推定
Aという事実の存在が立証されたときにBという事実の存在を推定し、それを認定する裁判官の心証作用のこと。自由心証主義の帰結である。