ノート:暗号理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除についての議論が、ノート:最近の暗号規格などで行われています。即時削除とされてしまう懸念がありましたので、削除依頼とさせていただきました。現状の問題点として、定義文が無い(「暗号理論」とは何か)、説明文本文が無い(「暗号理論」についての説明)が挙げられます。「関連する話題」としてのキーワード羅列は有意義であると思いますが、その前に説明文を書いていただきたいと思います。とりあえず既存の記事暗号と本記事暗号理論の関係がわかりませんでした。Yas 2004年8月1日 (日) 02:00 (UTC)
目次 |
[編集] 投稿者の1人(後から参加)
百科事典の書き方として問題はあろうとは思います。 しかし、数人の共同作業として進めるためのスタブ記事の土台として参加させていただいています。 「いまは項目名を増やす時期」という言葉に乗って、いくつも投稿させて頂いていますが「削除依頼」「即刻削除」は、いままでの全仕事を否定されているようで、がっかりです。
また「暗号」は一般的な読み物として、また「暗号理論」は専門的な内容として完結するようにしております。
特にNESSIEは、普通のアマチュア暗号専門家には全く知られていなっかたものを紹介させて頂いた機会をいただいたと感謝しております。
特に「即刻削除」依頼を出される方は、投稿者の気持ちも考えて頂けるとうれしいです。
- 利用者:219.116.145.179 さん、こんにちは。問題があるという点をご理解いただきありがとうございました。「暗号理論」は専門的な内容として完結するようにとのことですが、現状では上に書いたとおり文章がありませんので記事として形になっていません。執筆者の意図があるのでしたら、それを誰にでも分かるように明記してください。また、単にリストを作ることが目的なのであれば、記事名がふさわしくありません。「暗号理論の用語一覧」とでもした方がよいでしょう。
- 個人的にはスタブ記事を否定はしませんが、「役に立つスタブ」として最低限の記述を目指していただけるよう、お願いいたします(Wikipedia:スタブも参考になります)。専門的な内容について、非専門家にわかるように書ける人材は少ないので、記事の充実を期待しています。Yas 2004年8月1日 (日) 21:07 (UTC)
-
- とりあえず文章を書いてみました。この項の趣旨にあっているかどうか不安ですが。バランズの悪いところもあると思います。これから修正していきたいところです。削除しないで頂けるとよいなと思います。Sina 2004年8月4日 (水) 16:51 (UTC)
-
- まず、「暗号理論」と「暗号」との関係に関してですが、「暗号理論」というのは、「暗号」方式の研究だけではなく、「署名」方式、「電子投票方式」など、データの秘匿と正しさに関わる事柄一般を研究する学問です。つまり「暗号理論」というのは分野名なので、この記事がないと他の記事が書けません。この記事は暗号関連の記事を書く上での起点としての意味を持っています。ですので、単なるリンク集にすぎなくても、(Sinaさんのおかげでかなり改善されましたが)、「暗号理論」を「暗号理論の用語一覧」に移動するのは反対です。2004年8月21日 (土) 17:25 (UTC)
[編集] Cryptographyって
現在、「暗号理論(あんごうりろん、Cryptography)」となっていますが、cryptography の日本語訳は「暗号法」か「暗号技術」で、「暗号理論」とすることは少ないように思います。「暗号理論=暗号法(cryptography)」ではなく、どちらかというと、「暗号理論≒暗号学(cryptology)」のほうがよいのではないでしょうか?(いっそ、記事名を暗号理論から暗号学に変更してもよいくらい・・・)。 Sina 2004年8月24日 (火) 13:41 (UTC)
- (賛成)記事名の変更(記事の移動)を支持します。--218.42.227.116 2004年8月24日 (火) 13:50 (UTC)
- そうでしょうか? "Cryptography"の訳語として暗号理論を使う場合が多いように思います。スティンソンの「Cryptography: Theory and Practice」の邦題は「暗号理論の基礎」ですし("Practice"の部分は訳の過程でどこかに消えてますけど)、ブーフマンの「Introduction to Cryptography」の邦題も「暗号理論入門」です。むしろ、「暗号学」、「暗号技術」という訳は始めて聞きました。219.35.138.82 2004年8月25日 (水) 17:44 (UTC)
- Cryptographyの訳語として「暗号理論」としているように見える例が、翻訳本のタイトルにいくつかあるのはご指摘のとうりだと思います。でも、その本文中ではCryptographyを「暗号」とか「暗号法」と訳していたりはしませんか?手元に本があったら確認してみてください(少しは「暗号理論(Cryptography)とは・・・」と書いている本もあると思いますが・・・)。
- スティンソンの「暗号理論の基礎」(Cryptography: Theory and Practice)は、監訳者序文で、「原書の題は、直訳すれば「暗号学ー理論と実践」となるが、・・・」と書いてあります(何故「暗号学」なのか不明ですけど)。
- 「暗号技術」、「暗号法」という訳は、
- シュナイアの「暗号技術大全」(Applied Cryptgraphy)は、本訳本のタイトルですが、Cryptographyを暗号技術と訳しているように見える例です。
- アンダーソンの「情報セキュリティ技術大全」では、「暗号技術(Cryptography)」としています。
- デニングの「暗号とデータセキュリティ」(Cryptography and Data Security)は、タイトルは「暗号」と訳していますが、本文は「暗号法(cryptography)は・・・」で始まっています。
- デニングの「暗号[法](cryptography)」と「暗号解読[法](cryptanalysis)」を合わせて「暗号学(cryptology)」というのがオーソドックスな定義だと思いますがいかがでしょうか?(CryptographyにCryptanalysisを含めている例がありましたら教えてください)Sina 2004年8月26日 (木) 14:48 (UTC)
-
- 岡本栄司の「暗号理論入門[第2版]」では「暗号(cryptography)」としています。
- シモンズの「インターネットセキュリティハンドブック」では「暗号法(Cryptography)」と訳してます。
- Russsell達の「コンピュータセキュリティの基礎」では「暗号学(Cryptography)」と訳してます。
- 追加しました。Sina 2004年8月26日 (木) 15:08 (UTC)
-
- ブーフマンの「暗号理論入門」では、本文中では「暗号(cryptography)」と訳しています。
- つい気になって探してしまいました。Sina 2004年8月26日 (木) 15:24 (UTC)
- cryptologyってのもありますね。
- 「暗号理論」、「暗号法」、「暗号技術」って英語だとそれぞれなんでしょうか?:
- 勝手な予想ですが、「暗号理論=cryptology」、「暗号法=cryptography」ではないでしょうか?
- そもそも、「暗号理論」、「暗号法」、「暗号技術」ってそれぞれ日本語でどういう意味なんでしょうか。
- 私の中ではそれぞれ「暗号+ゼロ知識+電子現金+…」、「公開鍵暗号+共通鍵暗号」、「PKI+PGP+SSL+…」です。
- そうですね・・・。色々な用語や表現がありますね。とりあえず、英語「Cryptography」と日本語「暗号理論」との関係は、コンテキストによって定義(翻訳)の差異があって、「暗号理論 = Cryptography」とするほど定着はしていない、という点では、認識が一致したように思いますので、後で、記事本文を修正したいと思います。あと、暗号分野の用語整理の為、概要の最初に「用語」の項を追加したいと思います(まずはリスト作成?)。
- 記事名自体は、利用者:218.42.227.116様に記事名の移動に賛成を頂きましたが、それは最期の選択として、とりあえずは移動しないことにしたいのですが・・・。移動するとしたら「暗号学(Cryptology)」か「暗号(Cryptography)」だと思いますが「暗号学」では広すぎて、「暗号」は既に記事があるからです(googleでは「暗号学」よりも「暗号理論」の方がヒット数が多いですし。暗号技術は好いかも)。英単語は適当なものがなければ、なくてもよいと思います(付けるとしたら、information theory, number theory, coding theory, game theory ・・・のように crypto theory あるいは cryptographic theory とするか、theory of cryptography とかでしょうか)。議論に付き合って頂けた何人かの方に感謝いたします。Sina 2004年8月28日 (土) 04:24 (UTC)
(ご参考までに)追加情報:
- デルフスとクネーブルの「暗号と確率的アルゴリズム入門」(林 芳樹訳、2003年12月)では、「暗号理論(cryptography)と暗号解読(cryptanalysis)はしばしばより一般的な用語暗号学(cryptology)によって包括される」(p.6)と記述してます。
ただし、索引では暗号理論ではなく「暗号(cipher, cryptography)」となっていたり、同じ翻訳者によるブーフマンの「暗号理論入門」(2001年7月)では本文p.69で「暗号(cryptography)の古典的手法・・・」と記述されていたりします。 英語では、cryptography + cryptanalysis == cryptology のような関係は同じままのようなのに、cryptographyの訳語が「暗号」「暗号法」「暗号技術」「暗号理論」とゆれているのは、なんとなく、「暗号(手)法」から「暗号理論」と出世させたいからという感じもします。Sina 2004年9月20日 (月) 03:26 (UTC)
[編集] 狭義の暗号方式と公開鍵やハッシュ関数を使った技術
上述の件に関連してですが、暗号の記事で狭義の暗号方式(encryption scheme)と公開鍵やハッシュ関数を使った技術の両方が混在して書かれているのが気になっています。たとえばDiffie-Hellman鍵共有方式は公開鍵を使った技術ではあっても狭義の暗号方式ではないし、電子現金もそうです。通俗暗号本や(暗号でなく)セキュリティの本を見ると、狭義の暗号方式と公開鍵やハッシュ関数を使った技術とをごっちゃにしたものが多く、「暗号を使って署名を行なう」とか、「MD5という暗号」とかいった記述が散見されます。このような誤解を解く為にも狭義の暗号方式と公開鍵やハッシュ関数を使った技術の切り分けをはっきりしたいのですが、記事の上でどのように分けるのが適切だと思いますか? 私自身は、暗号の記事には狭義の暗号だけを、暗号理論の記事にはその他大勢をいれるのがよいと思っています。
ゼロ知識 2004年10月24日 (日) 06:54 (UTC)
(反対) 暗号理論の記事には「狭義の暗号の記述しない」のがよいというご意見だと読めますが、それには反対です。暗号理論の記事には、狭義の暗号も含めて記述すべきだと思います。Sina 2004年10月24日 (日) 08:30 (UTC)
あ、すみません。言葉のあやです。「暗号の記事には狭義の暗号だけを、暗号理論の記事には狭義の暗号及びその他大勢をいれるのがよい」の意味に解釈して下さい。ゼロ知識 2004年10月24日 (日) 08:31 (UTC)
- 誤読してすみませんでした。暗号理論の記事には狭義の暗号も含めてよいとのことで安心しました。暗号の記事に何を書くべきかは、ここ(ノート:暗号理論)よりも、ノート:暗号に書く内容のように思います。それよりも「公開鍵やハッシュ関数を使った技術」の記事を作成してしまうのが良くはないでしょうか?Sina 2004年10月29日 (金) 12:39 (UTC)
- Sinaさんの意見によると、(狭義の)暗号→「暗号」、その他色々→「公開鍵 やハッシュ関数を使った技術」となるわけですが、すると暗号理論には何を書こうと思ってますか?ゼロ知識 2004年10月29日 (金) 13:38 (UTC)
- 御質問の意図が分からないので外しているかもしれませんが、この項目の目的の「狭義の暗号方式」と「公開鍵やハッシュ関数を使った技術」の切り分けをはっきりさせたい、の為には、暗号理論の記事に何を書くかを問うたり、暗号の記事に「狭義の暗号」以外の記述はしないよう合意を求めるよりも、「公開鍵やハッシュ関数を使った技術」の記事を充実させることに努めた方がよいと思います。公開鍵を使った技術・・・というだけでも、DH鍵共有もなければ、鍵管理の記事もありませんし、PKI、CRLもありません。公開鍵暗号自体、あってよさそうな記事(ElGamal、DSA、Knapsack、Lattice)が無い状態だと思います。これらを記事にすることに反対ですか?Sina 2004年10月29日 (金) 14:58 (UTC)
[編集] 暗号の分類について
現在、暗号の分類は
- 筆記・道具ベースの暗号
- 換字式暗号(en:Substitution cipher)
- 単表式換字暗号 / 単アルファベット換字式暗号(monoalphabetic cipher)
- 単一換字式暗号 / 単文字換字暗号 / 単純換字暗号(Simple Substitution Cipher)
- アトバシュ(en:Atbash) / albam / 忍びいろは / 字変四八
- ポリュビオスの暗号表(換字表)(en:Polybius square)
- 単一換字式暗号 / 単文字換字暗号 / 単純換字暗号(Simple Substitution Cipher)
- 単表式換字暗号 / 単アルファベット換字式暗号(monoalphabetic cipher)
- 換字式暗号(en:Substitution cipher)
となっていますが、忍びいろはや字変四八は、むしろポリュビオスの暗号表に類するものではないでしょうか?Bow 2006年11月19日 (日) 05:36 (UTC)
- ご指摘の通りだと思います。・・・直しておきます。Sina 2006年11月19日 (日) 06:43 (UTC)
-
- ありがとうございました。あと、相談なのですが、今、ポリュビオスの暗号表を執筆中なのですが、これの日本語版とも言える「忍びいろは」や「字変四八」を、ポリュビオスの方に書いてよいものでしょうか。Bow 2006年11月19日 (日) 07:10 (UTC)
- こちらこそ、ご指摘ありがとうございました。それと「ポリュビオスの暗号表」に何をどこまで記述するかは程度次第で、あまり厳密なラインはないと思います。それでも、記事名が「ポリュビオスの暗号表」なのでしたら、中味はポリュビオスの暗号表についての説明が主題になっているべきであり、他の暗号への言及は主題が反れない範囲に留めるべきと思います(AESの記事でDESについて触れているように)。もしも「ポリュビオスの暗号表」のほかに「忍びいろは」などの比較を含めて色々な換字式暗号があることを説明されたいようでしたら、「単一換字式暗号」や「単表式換字暗号」あるいは「換字式暗号」のような記事にて解説するのが適当な気がします。Sina 2006年11月19日 (日) 08:13 (UTC)
了解しました。来週、遅くても再来週までには書き上げたいと思います。Bow 2006年11月19日 (日) 09:22 (UTC)