札幌千秋庵製菓

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札幌千秋庵製菓株式会社（さっぽろせんしゅうあんせいかかぶしきがいしゃ）は、北海道札幌市に本社を構えるお菓子メーカーである。現在、北海道内で47店舗（チェーン店、デパート店、売店を含む）を有する。また、インターネット通販も行っている。

創業は1921年（大正10年）、札幌で最も繁華な駅前通りと狸小路の交差点に開店、年間400余種類の和洋菓子を製造している。北海道で育まれた新鮮な素材をたっぷり使って香ばしく焼きあげたサクサクのお煎餅山親爺、道産の小豆をしっとりとしたパイ生地に包んで焼きあげたノースマンは北海道を代表する銘菓。

千秋庵という和菓子店は、当初、1860年に函館で開店した（現千秋庵総本家）。名称は、初代の故郷が秋田だったからという説が有力である。ここから数店の支店が出た。1894年出店の小樽千秋庵（閉店済）で修行した岡部式二が1921年に開業したものが札幌千秋庵である。つまり、札幌千秋庵は暖簾分けの暖簾分けということになる。

札幌千秋庵製菓株式会社が正式な名称だが、本舗である函館市の｢千秋庵総本家｣や旭川市の「旭川千秋庵」、以前あった「帯広千秋庵(現在の六花亭)｣「釧路千秋庵｣と区別するためか、当初の屋号である「札幌千秋庵｣のほうが通りがよい。なお、函館および旭川には直営店舗を出店していない。

また本店内には水が湧いており近くにあるコップを使い飲むことができるようになっている。

なお、以前は本社のほかに厚別区にも工場があったが、会社のリストラで2005年に廃止、建物も撤去されている。