梶龍雄
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梶龍雄(かじ・たつお 1928年-1990年)は日本の小説家。
1928年岐阜県生まれ。江戸川乱歩賞受賞者である池井戸潤も同じ岐阜県出身である。 慶應義塾大学文学部卒業後、小学館に勤める。1952年に雑誌「宝石」に『白い路』を発表し作家活動のスタートとなる。小学館退社後、児童小説や後に多数執筆する推理小説の翻訳などに参加し、このころからミステリー・推理小説などに関わりをもった。1977年、真相究明によるサスペンスをとりいれながらも主人公の恋をドラマチックに描いた推理小説『透明な季節』で第二十三回江戸川乱歩賞を受賞。自作小説で賞を勝ち取ったのはこれが最初である。 その後の活動としては『透明な季節』と同じ部類に入る旧制高校を舞台にした本格派推理小説をシリーズとして多数を執筆したほか、トラベル・ミステリーのような推理小説なども執筆した。
[編集] 著作
- 透明な季節 江戸川乱歩賞受賞
- 海を見ないで陸を見よう
- ぼくの好色天使たち
旧制高校シリーズ
- リア王密室に死す
- 若きウェルテルの怪死
- 金沢逢魔殺人事件
トラベル風ミステリー
- 淡雪の木曽路殺人行
- 草軽電鉄殺人事件
- 奥信濃鬼女伝説殺人事件
- 清里高原殺人別荘
- 浅間山麗殺人推理
- 奥秩父狐火殺人事件
- 奥鬼怒密室村の惨劇