水産練り製品製造技能士
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水産練り製品製造技能士(すいさんねりせいひんせいぞうぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、職業能力開発促進法第47条第1項による指定試験機関(社団法人中央職業能力開発協会及び社団法人都道府県職業能力開発協会)が実施する水産練り製品製造技能士に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。 なお職業能力開発促進法により、水産練り製品製造技能士資格を持っていないものが水産練り製品製造技能士と称することは禁じられている。
[編集] 級別
1級、2級の別がある。
[編集] 実技作業試験内容(かまぼこ製品製造作業)
生魚コースか冷凍すり身コースのどちらかを選択 1級
- 生魚コース
- 作業試験
- 原料魚をかまぼこ用の一番肉が取れるように3枚におろす。
- 与えられた落とし身を用いて、水さらし脱水をする。
- 持参したすり身を用いて、指定された2種類のかまぼこを成形する。
- 作業試験
試験時間=2時間
-
- 要素試験
- 原料魚の鮮度判定について行う。
- 支給された4種類の原料魚について、魚種判定を行う。
- かまぼこ製品の品質判定について行う。
- 要素試験
試験時間=30分
- 冷凍すり身コース
- 作業試験
- 支給された3種類の冷凍すり身について、弾力(品質)判定を行う。
- 持参したすり身を用いて、指定された2種類のかまぼこを成形する。
- 作業試験
試験時間=2時間
-
- 要素試験
- 原料魚の鮮度判定について行う。
- 冷凍すり身の魚種判定について行う。
- かまぼこ製品の品質判定について行う。
- 要素試験
試験時間=30分 2級
- 生魚コース
- 作業試験
- 原料魚をかまぼこ用の一番肉が取れるように3枚におろす。
- 与えられた落とし身を用いて、水さらし脱水をする。
- 持参したすり身を用いて、指定された2種類のかまぼこを成形する。
- 作業試験
試験時間=2時間
-
- 要素試験
- 原料魚の鮮度判定について行う。
- 支給された4種類の原料魚について、魚種判定を行う。
- かまぼこ製品の品質判定について行う。
- 要素試験
試験時間=30分
- 冷凍すり身コース
- 作業試験
- 支給された3種類の冷凍すり身について、弾力(品質)判定を行う。
- 持参したすり身を用いて、指定された2種類のかまぼこを成形する。
- 作業試験
試験時間=2時間
-
- 要素試験
- 原料魚の鮮度判定について行う。
- 冷凍すり身の魚種判定について行う。
- かまぼこ製品の品質判定について行う。
- 要素試験
試験時間=30分