滝村恭輔
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滝村 恭輔(たけむら きょうすけ)は、山崎豊子の小説『白い巨塔』の登場人物で、架空の人物。国立浪速大学名誉教授。同大医学部第一外科・東貞蔵の前任教授。日本学士院会員でもある。
スムーズに医学界の頂点に上りつめ、退官後も名誉教授として君臨。財前五郎が助教授のときに第一外科主催で喜寿の会が盛大に行われる。その際、封筒に記載する差出人の序列をめぐって東と財前の間で一悶着あった。
財前が学術会議会員選挙に立候補した際は、その論文集の巻頭の辞を執筆し、当選祝賀会では主賓として祝辞を述べた。 飄逸な人柄で風流に親しみ、日曜の朝は茶室で茶を嗜む。