熱電効果
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熱電効果(ねつでんこうか、thermoelectric effect)は、電気伝導体や半導体などの金属中において、熱流の熱エネルギーと電流の電気エネルギーが相互に及ぼし合う効果の総称。
[編集] 三つの熱電効果
次の三つが熱電効果とされているものである。
- ゼーベック効果(Seebeck effect):1821年にトーマス・ゼーベックが発見。
- ペルティエ効果(Peltier effect):1834年にジャン・ペルティエが発見。
- トムソン効果(Thomson effect):1854年にウィリアム・トムソンが発見。
ゼーベック効果とペルティエ効果はちょうど逆の効果であり、トムソン効果も関連する効果である。ただし、これらはジュール熱とは別の現象である。
[編集] 関連項目
- 熱起電力
- 熱電流
- 熱電対
- 熱電温度計