発車ベル
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発車ベルとは、鉄道駅において乗降中の利用者に列車が発車する事・その他の合図をベル音によって伝えるためのシステムである。電鈴合図、電鈴。車掌がホームに備え付けのスイッチや携帯しているリモコンによって鳴らす。
鉄道が日本で最初に開業した際には笛や鐘を使って発車の合図に用いていたが、鉄道利用者数の増加に伴い多くの乗客に発車を周知させるには難点が出てきた。そこで1912年1月8日に上野駅に発車ベルを設置、これによって発車を周知することにした。
JRなど一部ではこれをメロディにしている業者もある。
通常は発車を知らせる目的で用いるが、停電が起こった際や停止位置の訂正を求めたり、それを承知したり取り消したりする際にも用いる。