目付
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目付(めつけ)とは、
- 1、江戸幕府における職名の一つ。
- 2、戦国大名が合戦後に、論功行賞を行うため獲得した首を検分する役職として設けた職名の一つ。
[編集] 概要
戦国時代、将士や敵の内情を監視して、主君に密告する者に由来するといわれる。
江戸幕府の若年寄の目耳になって旗本・御家人を監察した。1617年に設けられ、定員は10名。諸藩にも同様の制度があった。
日本は、ほぼ単一民族であって、他人を信じることが要請される風土であったため、監察・監査は欧米と比較して、発展が遅れた。 このため監察官である目付の格式・家柄は、特別に高くない者から任命された。
現代の企業の監査役が、取締役と同格であるのと比較すれば、江戸時代の大目付・目付は、非常に軽量ポストである。
また徒目付・歩行目付などと云われる役職もあったが、これらは、幕府御家人や、諸藩の足軽の戦果及び、勤務を監察した。
[編集] 参考文献
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