真剣師
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真剣師(しんけんし)とは、現金を賭けて将棋、囲碁、麻雀をする人のことである。協会で認められた公式なプロとは違い、裏の世界のプロというダーティな面がある。
[編集] 将棋の真剣師
将棋の源流であるとされるチャトランガが、もともと賭けの道具であったのと同様、将棋もその成立当初(平安時代後期ごろとされる)から賭けの対象として行われていた。
賭け将棋を生業とする「真剣師」が初めて登場したのがいつ頃かは不明であるが、第二次世界大戦後には多くの真剣師が現れた。真剣師の中には、当時のプロ棋士を実力で打ち負かすほど伝説的な人もいた。ここに掲載している人物は『修羅の棋士-実録裏将棋界』(宮崎国夫・著、幻冬舎アウトロー文庫)を元にしている。
賭け将棋が法律で禁じられ、取り締まりが厳しくなった社会背景もあり、昭和50年代には真剣師はほとんどいなくなったものと推測されている。
[編集] 真剣師を扱った書籍
- 『修羅の棋士-実録裏将棋界』宮崎国夫、幻冬舎、ISBN 4877285547
- 『真剣師 小池重明』団鬼六、幻冬舎、ISBN 4877284591
- 『真剣師 小池重明の光と陰』』団鬼六、小学館文庫
- 『ハチワンダイバー』柴田ヨクサル,集英社,週刊ヤングジャンプ、ISBN 4088771850
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