知識ベース
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知識ベース(knowledge base)はナレッジマネジメントのための特殊なデータベースであり、KBと略記されることもある。それは知識の検索を可能とし、知識を組織化し、知識をコンピュータ上に集合させたものである。
知識ベースは一般になんらかの組織の明示的な知識を集めるのに使われる。それは例えば問題解決策だったり、論文だったり、マニュアルだったりする。知識ベースの第一の利点は、既知の解決法の中からその分野に不慣れな人が現在の問題の解決策を見つける手段を提供することである。
知識ベースの重要な点は内包する情報の質である。良い知識ベースは注意深く書かれた文章を保持して更新し続け、優れた検索システムを有し、格納形式も注意深く考えられていて、分類構造もうまくできている。
知識ベースは、構造(格納実体のタイプと個々の知識の関連付け)やその分類基準を示すのにオントロジーを使う場合がある。オントロジーは、クラスのインスタンス群とともに知識ベースの構成要素となる。
どのような情報を集め、それを知識ベースのどこに格納するかは何らかのシステムサポート機能によって決定される。堅固なプロセス構造が良い知識ベースの基盤になる。
知識ベースは人工知能的コンポーネントを持っていることもある。この種の知識ベースは利用者に対して何らかの問題解決策を提供することができ、経験から学習することができる。これについてはエキスパートシステムを参照されたい。