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礼部(れいぶ)は、六部の1つで、礼楽儀仗・教育・国家祭祀・宗教・外交・科挙などを司掌した。
祖型は漢代にまで遡り、歴代王朝を通じて整備が進み、一時は祠部と改称された。唐代には、礼部(礼楽・儀式・衣冠など)・祠部(祠祀・国忌・廟・諱・天文・医薬・宗教)・主客(外交)・膳部(飯膳・食糧)の5つに分かれ、郎中、員外郎などが設置された。科挙の学術試験は礼部侍郎が司掌し、吏部は身言書判を試験した。
宋代には代官を充てていたが、元豊年間の改革で復旧し、明代、清代を通じて存在した。
1911年の内閣官制実施で廃止された。