禁煙ファシズム
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禁煙ファシズム(きんえん- )とは、西洋で1990年代に、日本でも1990年代後半に現れた、煙草の煙には甚大な害があると不確かな疫学に基づいて非難し、新聞が喫煙を擁護すれば集団で抗議に押しかけるなどして言論を封殺する動きのこと。日本では斎藤貴男が1999年、「禁煙ファシズムの狂気」で用いた言葉である。 2002年の健康増進法施行以後、その第25条が公共の場での分煙についての配慮を義務づけているところから、歩き煙草に課金する千代田区条例などとあいまってこのファシズムはさらに進行し、遂に分煙ではなく各所で全面禁煙の動きが広まり、2007年3月にはJR東日本が新幹線、特急を全面禁煙にするに至った。