老衰
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老衰(ろうすい)とは、年老いて死ぬ事。死因が、外傷や病気などでなく、自然に亡くなった場合(自然死)の事を言う。生物学・医学的には個体を形成する細胞や組織の機能が老化に伴って低下し、恒常性の維持が不可能になることが原因である。通常、病死とは異なるものとして扱われる。
但し、近年における医療技術の進歩により純然たる老衰が死因となることが少なくなっている。これは老齢による代謝・免疫・回復能力の不全による死因は本来老衰とされるべきだが、診断上は肺炎・多臓器不全・脳卒中などの病死扱いとなる事が多いためである。
「寿命」、もしくは「寿命が尽きる」、などの表現がある。