蟻ヶ崎 (地番)
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住所表示実施区域の蟻ヶ崎については蟻ヶ崎 (丁目)を参照。
蟻ヶ崎、大字蟻ヶ崎(ありがさき)は長野県松本市の市街地の北西部にある地区。アルプス公園、城山公園がある。雑木林が中心だが住宅も見られる。
地形的には城山(鳥居山)の山頂から東側の裾野に当たる地域で、坂がきつい。この地域からは市内を一望できる。
江戸時代には蟻ヶ崎村に属していた。江戸初期には現在の城山公園やアルプス公園に当たる部分が戸田家の御留地として立ち入りが禁止されていたが、中期になり一部が解禁され桜や楓などが植えられて整備され、町民の憩いの場となり、これが現在の城山公園に繋がる。一方、アルプス公園の部分の解禁は維新後のことであった。
松本市の統計にはここには約350人が居住している。人口は微減している。1991年に大字蟻ヶ崎から蟻ヶ崎台が、1992年に城山分離した。