蹲踞
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蹲踞(そんきょ、そんこ)とは、体を丸くしてしゃがむ、または膝を折り立てて腰を落とした立膝をついた座法を言う。
蹲う(つくばう)には平伏・平身低頭する意味、踞む(こごむ)は屈み込んだ状態を指し、腰をかけたり中腰の状態の踞ぐ(しりうたぐ)を指すことから転じて貴人が通行する際にしゃがんだ状態で礼をするさまを言う。
[編集] 蹲踞(そんきょ)
相撲や剣道においては、試合をする直前に対戦する相手と仕切り線をはさみ、腰を下ろして向かい合う姿勢のことを言う。相撲では爪先立ちで踵(かかと)の上に尻を載せて腰をおろし、膝を開いて上体を起こした状態を指す。
相撲では剣道と同様の姿勢、または片膝を床に着けて立ち膝で上体を起こして姿勢を正した状態を言う。ときに竹刀を正眼に構えた状態で蹲踞する場合もある。伝統的な剣術では片膝を床につく折敷という礼法であったものが、剣道になった際新たに爪先立ちで踵の上に尻を載せる礼法が制定されたものである。
蹲踞は韓国では日本的なものとみなされるため、日本色の排除に懸命 になっているコムド(剣道)は、蹲踞を廃して立礼を行っている。
[編集] 神道
日本の神道など宗教でお勤めをするときの姿勢や家来の武士が待機するときの座法の一つでもある。相撲などの蹲踞(そんきょ)とは違い、膝はとじた状態である。
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