連珠盤
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連珠盤(れんじゅばん)は、連珠の用具の一つで珠(碁石)を打つボードのことである。盤の上面には縦横に直線が描かれ、それらは直角に交わっている。
通常使用される縦横15本の線を持つ盤を15道盤(じゅうごどうばん)という。交点(目)の数は225、マス目の数は196。第3世名人・高木楽山がルールとして15道盤の採用を決めるまでは碁盤(19道盤)が使われ、現在でも公式戦以外では碁盤を代用することもある。
連珠盤を作る木材には碁盤と同様、カヤ、スプルース(新カヤ)、カツラ、イチョウ、ヒノキ、ヒバ、アガチス(新カツラ)などがあり、カヤ製の柾目盤が最も高価である。またプラスチック製のものやゴム製、持ち運び用のマグネット碁石に対応した金属製のものもある。
連珠盤の価格は将棋盤とほぼ同じで数千円から数百万円までさまざま。競技人口が少ないせいもあって受注生産となる場合がほとんどである。
形状は畳などの上で椅子を用いない対局で床に直接置き使用する足付盤以外にも、テーブルの上で用いる薄い板状のものも公式戦で使用される。それ以外にも折畳式のものなどもある。
足付き連珠盤の裏側の中央部分にはへこみがある。これは血溜まりと呼ばれ、対局中に横から口を挟む人間は首を刎ねられ、このへこみに乗せられる事になると言う。しかし実際には打ったときの音の響きをよくするためとも言われている。足付き盤でも2寸程度の薄い盤にはへこみはついていない。
大きさは将棋盤(縦1尺2寸、横1尺1寸)とほぼ同じで、厚さは足付き盤で2寸~9寸程度まである。木製のものは将棋盤用に切った材料から製作され、将棋盤の天面を削り線を引きなおす場合もある。