逼迫対策
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逼迫対策(ひっぱくたいさく)とは、NTT加入電話番号が不足、または不足しそうな場合、市外局番の桁数を変更したり、あるいは市内局番の桁数を増やして対処する方法。地域や逼迫の度合いにより、次の2つの方法がある。
その1・市外局番の桁数を変更する
- 例)大分県大分市0975→097
- この場合、既存の市内局番の頭に5をつけ、市内局番2桁時代には使えなかった0と1,9が使えるようになり、新たに50*、51*、59*という市内局番が生まれ、実際に使われている。
その2・市内局番の桁数を増やす。
- これは東京・大阪の場合が有名である。他に北海道・千葉・埼玉・広島などで行われている。
- 例)東京03-***-****→03-3***-****
最近ではIP電話やケーブルテレビ電話にも一般加入電話番号を付与するようになり、地方でも市内局番多桁化が進行中である。 また、平成の大合併により、同一市町村内でも市外局番が違う場合が発生していて、市外・市内局番ともに大きな動きがあると思われる。
ただ、固定電話の設置台数が減少傾向にあることと、日本国内の人口も減少に向かうことから、今後は逼迫対策の必要性は薄くなってくると思われる。