鈴木英春
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鈴木英春(すずき えいしゅん)は、日本のアマチュア将棋指し。
奨励会に在籍していたが、1981年、年齢制限により退会。その後、全国を放浪し、悲願の全国タイトルであるアマ王将を獲得する。タイトル獲得の原動力となった独自の「英春流かまいたち戦法」はあまりにも有名で、アマチュアながら書籍を出版するほどであり、全国に英春流を愛好するファンは多く、英春流のホームページまで存在している。
現在は石川県金沢市において道場「将棋晩成塾」を経営している。なお弟子の1人としてメリケン流向飛車で有名な横山公望がいる。彼も同様にアマチュアながら書籍を出版し、現在は神奈川県横浜市において道場「ハマ公望」を経営している。
奨励会時代、升田幸三の将棋に魅了され、同じく奨励会員だった真部一男とともに升田の棋譜の記録を競って取ったという。
[編集] ドラマ化
年齢制限により退会したことがNHKテレビで「勝負~名人への遠い道~」としてドキュメンタリーに取り上げられ、非常な反響を呼んだ。ジェームス三木のドラマ「煙が目にしみる」は、鈴木をモデルとしたとされる。また、月下の棋士にも鈴木をモデルにした「鈴本永吉」が登場し、テレビドラマ版では高嶋政伸が扮した。